優勝校放浪記〜県立岐阜商業

（画像：「県岐商前」バス停）
再び、岐阜遠征ネタ。
長良川球場で試合を見たあと直接行けばよかったのだが、さすがに友人に「県岐商寄ってくれ」というわけにもいかず、岐阜駅近くで友人と食事を取って別れた。近くの43階建てビルの展望台から岐阜市街を眺めてみる。
むー、あれが長良川球場だから…、

歩くと遠いな

帰りの電車の時間までしばらくあったので、駅前のバスターミナルからバスに乗る。とりあえず、長良川球場までとんぼ返りすることにした。そこから少し歩けば県立岐阜商業があるはずだ。
例によって適当に歩き出してみる。

しばらくすると向こうから自転車に乗って学生帽をかぶった高校生らしき男の子がやってくる。

「こんにちは」
…こ、こんにちは（汗

ちらっと振り返ってみると、思った通りだ。四角い鞄に見慣れた書体で「ＧＩＦＵＳＨＯ」と書いてあるではないか。方向はこっちで間違いなさそうだ。伝統校だけあって部員のしつけもしっかりしてるのだろう。

いや待てよ、
これは学校近辺をうろついて写真を撮る怪しいおっさんが岐阜にやって来たらしいから気をつけろという「一声防犯活動」の実践では…（考えすぎです）。

そうこうしてる間に学校の校舎らしい建物が見えてきた。まず市立の中学校。それを過ぎるとその先に県立岐阜商がある。この辺り、文教地区というのだろうか、学校の集まるエリアになっている。前日の大垣日大には人影が見えなかったが、この日は構内の自転車置き場などに部活の子たちの姿がちらほら見られた。門の近くにバス停があったので撮ってみる。
校舎の反対側へ回ると、水路を隔ててグラウンドが見える。白い野球の練習着を着た少年たちがトンボをかけていた。バックネット裏には５段ほどのスタンド。目を凝らすと全力疾走などと書かれた横断幕がかかっているようだ。

昨年夏の大会、ベスト４進出は実に45年ぶり。とはいえ、春夏通算で全国優勝が４回、準優勝６回。勝利数83は全国４位を誇る堂々の名門校だ。地元中日の和田などプロ選手も多数輩出している。球場からもわりと近い立地で、夏の大会の頃になれば地元の熱心な人が練習見物にやって来るのかもしれない。