鳥取の覇者と挑戦者

  • 仲本
    2017年05月04日 19:29 visibility467

春の高校鳥取大会はすでに決着がついているが、準決勝第一試合の話。鳥取城北-倉吉東の対戦だ。

 

どうせ試合は始まっているのだから、と先に球場外周を一巡りしてみた。内外野のスタンドの切れ目からスコアボードを見たところ、5回を終わって2-0、鳥取城北リード。倉吉東善戦か、と思ってスタンドに入ってみたら、6回の攻撃で鳥取城北がチャンスを迎えていた。ちなみに入場料は600円。

 

 

鳥取も意外に毎年夏の代表が入れ替わる傾向にあったが、そんな中鳥取城北が2009年夏に初出場を果たしてから8回のうち4回出場。ご覧の通りの大所帯で、2年前には練習用の専用球場もできたとかで、これで朝から晩まで練習できるよやったーな感じなのだった。推定56万5千(県発表)鳥取県民も「困ったときの八頭」から一歩前進したことを喜んでいるとかいないとか。

 

スコアメモをつける間もなく、あっという間に点差が開いた。

 

 

準決勝に適用されるかどうかはこの時点では知らなかったが、このままいけばコールドゲームもありうる。6回裏も倉吉東は無得点。スコアボードはヒット数の表示がない形式だが、倉吉東はほぼ打てていないのではあるまいか。

 

 

 

7回裏、倉吉東はヒットを足掛かりに二死ながら満塁のチャンスを作ると、内野安打で辛くも完封は逃れる。しかし反撃は1点どまり。8-1、7回コールドゲームで鳥取城北が危なげなく倉吉東を降した一戦だった。

 

 

試合終了。倉吉東はよく見るとわかるが白のハイネックアンダーシャツを着用している選手が何人かいる。ユニフォームには襟元にえんじ色の太めの1本ラインが入っていて、これが白のハイネックを着るとよく目立つ(ラインはご覧のように袖口、あとはパンツの横にも入っている)。初めて甲子園にやってきたときも同じいでたちだった。前評判はそれほど高くなかったが2勝を挙げた。ずいぶん前に日記にしたが、印象深いチームだった。

https://labola.jp/blog/user/82432/12489729

(2011年の過去日記。さらに2010年にもさかのぼれます)

 

オールドファン(苦笑)はいつまでも覚えている。一言でいえば応援してやりたいチームなのだ。久しぶりに試合を見ることができてよかった。

 

鳥取城北は決勝も米子東を8-2で退けた。県内では頭一つ抜けているのは疑いようがない。

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