鳥取・布勢球場

なかなか行く機会もない場所なので球場レポートを。

鳥取市の西にある布勢（ふせ）総合運動公園の中に野球場があります。

鳥取駅から約5ｋｍですから歩くのは厳しい。路線バスかタクシー利用になるでしょう。案内図の一番下にちょっとした緑地がありますが、鳥取駅からのバスはそのさらに下の余白あたりに到着します（図には書いていない）。鳥取駅から一駅行った湖山駅からでも2ｋｍあり、列車のダイヤなどを考えればあまり得策ではありません。

ネーミングライツで現在は運動公園全体が「コカ・コーラウエストスポーツパーク」となっています。球場正面の表示はむしろ控えめ。実は広島市内にも「コカ・コーラウエスト総合グラウンド」を称するところがあり、野球場もあるのがややこしいところです。スタンドには外階段から二階の外周回廊に上がって入ります。

余談になりますが、こうした大会には近隣の野球部員が駐車場や球場前の場外整理を手伝っていたりします。また、試合前後の選手たちが行き来しています。もちろん全部が全部ではありませんが、学校によっては遥か5ｍ前を歩いていてもその場に止まって「コンチワッ！」とあいさつしてくるのです。「あれ、もしかして俺が通ったから？」鳥取おそるべし。野球部の子はほんと大変というか、窮屈というか…、（まあ、人それぞれ感じ方は違いますね）

ネット裏の様子。わりとしっかりした屋根がありますが、上段は柱がたくさん立っており、座るところを考えないと見づらくなりそうです。降雪もある土地なのでそのあたりも考えられているのでしょう。こうしてみると改装前の甲子園にどことなく似た雰囲気もあります。両翼92ｍ、中堅120ｍのグラウンドです。

鳥取の高校大会はここ鳥取の布勢、米子市民、倉吉市営を年によって持ち回りするようで、「ここが県のメイン球場」というのははっきりしません。

メインスタンドと内野応援席は階段でつながっているタイプ（細かすぎて伝わらない）。外野は芝生席ですが、この日は開放していなかった模様。

球場にお弁当屋さんが出張してきていて、鳥取駅駅弁の「かに寿し」を売っていました。1,080円。遠征に行ってもわびしい一人旅、土地の名物を食べずに帰ってきてしまうことも結構多いのですが、これはうれしい誤算でした。