秋季大会放浪記~奈良大会序盤戦

  • 仲本
    2017年09月10日 20:39 visibility942

今回は二試合分をあっさりと。

 

@ならでんスタジアム(奈良市鴻ノ池球場)

高校野球秋季奈良大会2回戦

郡山ー関西中央

郡 202 000 000/4

関 100 000 000/1

 

球場に到着したときはすでに5回に入っていたため、得点の経緯は全く不明。

試合はその後も淡々と進み、関西中央は逆転のチャンスを作れないまま敗れた。

 

関西中央は縦じまのユニフォーム。胸マークは筆記体で「Kansai Chuo」の二段書き。黄色をアクセントカラーとしてわりとすっきりまとめている。ストッキングも黒と黄色。やはりここも女子校から共学校への転換組で、県8強あたりまで進出するシーズンもある。

 

一部マニアに絶大な人気を誇る奈良県公立の雄・郡山高校はおなじみのユニフォーム。伝統校もしかし毎年のように上位進出とはいかないようだ。おそらくこの日はエースが完投したと思われる。前半の4点の取り方を見ればチームカラーが少しは想像できたのだが。

 

一条ー奈良大附

一 020 000 0/2

奈 510 401 X/11

(7回コールド)

 

この日が秋の初戦の奈良大附はエースが先発。ワインドアップから投げ込む球はまさに強豪校のそれであり、当然ながらこの日見た4校の投手の中では頭一つ抜けていた。相手打線は引っ張れないと見て、外野手が右打者の場合あらかじめすべて右寄り、左打者の場合はすべて左寄りに守備位置をとっていた。この日はスコアボードに選手名表記がなかったのが残念といえば残念。勝ち進んでいけば準決勝・決勝で例の2校に当たる組み合わせになっているが?

 

一条高校は奈良市立の学校。独特の書体で「Ichijo」を右上がりに配した胸マーク。帽子のマークは奈良の「n」。野球部は一度だけ春の選抜に出場経験がある。スポーツコースはないようだ。ちなみに、サッカー部は平成に入って全国大会にしばしば出場している。

 

試合は奈良大附が一回に5連打を含む打者一巡の猛攻で5点を先制。一条は2回にエラーがらみで2点を返したが、4回奈良大附は無死満塁のチャンスを作って一条エースを降板させると、走者一掃の長打が出てほぼ勝負あり。一条のエースもなかなか身体の大きな選手だったが、うまく球に力を乗せ切れていないような印象だった。もう一段の成長を期待したいところだ。

 

今年の夏に続いて秋も奈良大附に大差で敗れた一条(夏は1勝して2回戦で対戦している)。甲子園とはいかないまでも、一戦一戦勝利を積み重ねていきたい中堅校にとっては、くじ運というのも結構重要かもしれない。なお、この日勝った郡山と奈良大附は3回戦で対戦する。

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