女子校から甲子園へ?~滋賀・立命館守山

  • 仲本
    2019年10月06日 11:23 visibility631

よく知らないが夏の甲子園の運営に多少なりともかかわっているせいなのか、近畿各県はほかの地域に比べて秋の大会の進行が遅いような気がする。この週末は各地で準決勝・決勝が予定されている。

 

今回は滋賀・皇子山球場へ行ってみた。県庁所在地の大津市内でわりと交通の便もよい。スタンドの後方には山並みが見えたりしてなかなかいい感じの球場だ。ちょっと遠出をしたいときにちょうどいい。この日は滋賀大会の決勝戦、近江と立命館守山の対戦だった。

 

立命館守山、あまり聞かないなあと思っていたら創部4年目とのこと。もともと市立の女子高校だったのが、10年ほど前に経営の移管を受けた。公立校が私学になるのは異例のことで、地元ではいろいろ議論が巻き起こったそうだ。近年よくある「女子校から甲子園へ」、近畿でもスピード出世の可能性のある学校が出てきたということ。関西私学ではいわば大手だから資金力もそれなりにあるだろう。はたしてどんなチームなのか。

 

この日は普段持ち歩くスコアメモもカメラも家に置いてきた。記録をとると日記を書くには便利だが、意外に試合の印象が薄くなってしまうような気がしてきたからだ。先発投手は近江が背番号10、立命館守山が背番号1。立ち上がり、近江は1番打者がレフトの頭上を越える三塁打を放つと、二番打者ヒットであっさり先制する。送りバントを挟んで5連打でこの回4点。

 

中盤にも追加点を挙げた近江打線に対して、立命館守山は背番号2の捕手をマウンドに送り込む。この継投はこのチームでは普通のようだ。しかし近江打線は活発で5回終了時にはすでにヒット11本、6回までに7点をとって試合を決定づけた。結果は9-0と近江が大勝。立命館守山はこの試合に限って言えばあまりいいところがなかった。

 

滋賀大会の秋のベスト4は近江・立命館守山・綾羽・伊香の4校。この中ではやはり甲子園経験の豊富な近江が一つ抜けているということか。なお、近畿大会には両校と3位の綾羽が出場する。

 

(滋賀大会の入場料はなんと900円。いつからこんなに上がってしまったのだろう。)

 

 

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