リモート観戦~古豪・松商

  • 仲本
    2022年07月16日 23:47 visibility574

その日の試合は雨の影響で中断でもあったのだろうか、時計は20時半を回っていた。

島根大会の試合は大詰め9回に差し掛かっていた。

 

家の用事の合間にちょくちょく高校野球速報サイトをのぞいていた。

徳島商-池田の往年の黄金カードや、熊本工-球磨工の「クマコー対決」も気になったが、順当に徳島商・熊本工が勝ち上がった。最後までやっていたのがこのゲーム、石見智翠館-松江商業の一戦だった。速報をみると3-0で松江商業がリード、しかし試合は始まったばかり。1回表に松江商業が3点を先制したところだった。

 

石見智翠館は昨年の代表校で今年の夏もシード校、いわゆる野球留学生を早くから多数受け入れていることでも名高い。立ち上がりを攻められて失点したものの、終わってみれば…、ということになるのではないか。最近の高校野球にはあまり夢は持てない。

 

次に経過をのぞいた時にはまだ3-0、6回を終了。よく踏ん張っている。

その次は8回終了7-1。松江商が8回に4点を加えてリードを広げている。なんやかや一段落ついたのでネット中継観戦に切り替えることにした。6点差ならよもやひっくり返されることもあるまいか。

 

 

(松江商業。古豪として知られる長野・松商学園にユニフォームがよく似ている)

 

とにかく、イニングの先頭打者を抑えることである。ここでアクシデントが起きた。背番号2のレギュラー捕手が足をつり、交代することになったのだ。背番号8の選手がマスクをかぶることになった。しかし、松江商のエースはあわてず騒がず、先頭打者を打ち取ると、後続の二人も退けた。

 

松江商 300 000 040/7

智翠館 000 000 010/1

 

両校は昨年の秋も初戦で対戦しており、このときは7-2で石見智翠館が勝っている。松江商としては雪辱を果たしたわけだ。記録を見ると石見智翠館打線は3安打15三振。四死球も2とまとめられては完敗である。シード校といえども、やはり初戦は難しい。

 

以前夏の島根大会を観戦しに行ったときには、帰りの時間の都合で松江商の試合まで球場にいることはできなかった。確かこちらも甲子園常連校である開星に大差で敗れたはずだ。ちょっと反則っぽいが、今回、観戦の機会を得ることができた。

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