心温まる?うその話。
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仲本
2011年01月25日 22:21 visibility138
さてさて、サッカー日韓戦で熱くなってる方も多いと思いますが、野球チームはまったりいきましょう。といってもまたしても非野球なのですが(大汗)。この前の日記でご紹介した天神さんの福玉まき、当然仕事なんで昨日今日は行けませんでしたが、毎年この日はもう一つ名物神事が行われます。「うそ替え」と呼ばれるものです。画像にも載せましたが、「うそ」という名の鳥がいて、由来は省きますがこれが天神様=菅原道真とかかわりが深いのだそうです。なんだかずんぐりしてかわいらしいですね。
ころあいを見計らってお参りに行くと、境内で茶色のポチ袋の形をしたお守りを配っています。袋には封をしてあって開けてはいけません。そうこうしているとどんどん♪と太鼓が鳴り、境内の老若男女はそれを合図にそれぞれ手に持ったお守りを交換し合います。とにかくその辺にいる人をつかまえてお守りをどんどん交換していきます。交換の時は無言ではなく、みな口々に「かえましょう♪かえましょう♪うそをまことにかえましょう♪」というはやし言葉を口にします。一応、お守りを交換すればするほどその分だけ去年ついた「うそ」という罪が消えていくのだそうです。なんと都合のよい…、いやありがたいこっちゃ。
かれこれ15分ぐらいやってるといい加減疲れてくるのですが、そのへんでもう一度太鼓がどんどん♪と鳴ります。そこで交換タイムは終了です。めいめい手に持ったお守りの袋をみんなで開けると、中にさっきの「うそ鳥」の紙のお守りが入っています。運よく裏に「金」「銀」「木」と書いてあったら、金・銀・木のお守りと交換してくれます。一種の「あてもん・運だめし」ですな。
2年前に訪れたときに参加してみたところ、老いも若きも(若い人はあんまりいませんでしたが(苦笑))、見ず知らずの人どうしが嬉々としてお守り交換に興じているのです。天満といえば大阪・梅田にもほど近い街のまん中なのですが、なんともアナログなふれあいのある祭りがあることよ、と思ったことでした。なかなか楽しいものです。全国の天神さんで似たようなお祭りをしているところもあるのだとか。
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