青木が今季20盗塁「走れる選手目指す」

ブルワーズの青木宣親外野手(30)が、カブス戦に「1番・右翼」で出場し4打数2安打1打点。六回の右前適時打後に二盗を決め今季20盗塁に到達するなど、15-4の大勝に貢献した。

 一回の先頭で、青木が2球目を左前へきれいに流し打った。二、五回は連続で空振り三振を喫したが、4-3の六回二死三塁で右前適時打を放ち、「気持ちを切り替えた。久しぶりに2本目が出てくれた。しっかり振り抜けたいい打席だった」と喜んだ。

 この直後に今季20個目の盗塁を決めた。「タイミングはアウトだったが、タッチを空振りしたのをしっかり見てくれた」と完璧なスタートではなかったが、積極的な走りで節目の数字に到達した。

 ヤクルト時代の2006年に41盗塁でタイトルに輝いたものの、その後は08年の31個が最多。昨季は8個と減る傾向にあった。「足首を手術したり、ここ何年間かはけがもあった」と青木。メジャー1年目は過酷な連戦で疲労もあるが、それを周囲に感じさせることなく「走れる選手を目指していきたい」と果敢に先の塁を狙っている。

 守っても七回、ライナー性の鋭い打球に飛び込んで好捕。走攻守で活躍した青木は「チームに貢献できた。僕は『打って守って走って』で勝負する選手。いい方向に行っている」と、レギュラーシーズンの残り試合にも自信をみせていた。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。