栗山監督「北海道が1番になりました!!」=日ハム優勝会見全文 中田「何とか優勝という形で恩返しをしたいと思っていた

パ・リーグは2日、2位・埼玉西武が千葉ロッテに3対5で敗れたため、北海道日本ハムの3年ぶり6度目となるリーグ優勝が決まった。

 今季から指揮を執った栗山英樹監督は、指導者経験のない異例の監督として注目を浴びた。斎藤佑樹を開幕投手に指名し、中田翔を4番に据えるなど、若手を積極起用。一方で、稲葉篤紀、金子誠らベテランに信頼を置き、チームをうまく融合させた。

 以下は共同記者会見でのコメント。

――今の気持ちは?

栗山監督 ファンの皆さん、本当にありがとうございました。北海道が1番になりました!! 今年、開幕の時に選手にお願いしたのは、「家族のために頑張ってください」と。本当に迷惑をかけましたが、選手たちはやってくれました。ファンの皆さんも家族の一員だと思っています。本当にありがとうございました。

鶴岡慎也選手会長 皆さん本当に、毎試合毎試合温かいご声援をありがとうございました。おかげでこのような素晴らしい成績を残すことができました。今年はいろんな選手がけがや故障で離脱しましたが、その穴をみんなで埋めて、チーム一丸となってファンの皆さんと戦い、こういう成績が残せたと思います。本当にありがとうございました。

■栗山監督「一緒に野球ができて幸せでした」――就任1年目での胴上げ、宙に舞った感想は?

栗山監督 本当に感謝の気持ちだけです。このチームはコーチ、スタッフの素晴らしさ、そして選手も最高です。なので、ほとんど何もしなかったのですが、初めての指揮ということでかなり選手には迷惑をかけました。でも、本当に選手たちが一生懸命やってくれてここにたどりつき、ただただ感謝の気持ちです。

――優勝までの道のりを振り返って、強さの要因は?

栗山監督 選手全員が144試合、すべての試合に勝つんだというね。甲子園の決勝をやっているような選手の思いが、ここにいる要因だと思います。

――けが人もあり、決して楽な道のりではなかったが、乗り越えた要因は?

栗山監督 選手たちと一緒にプレーするようになって、選手たちは家族のようにつながってくれています。最後は人の心の中というか、選手たちの心がここに導いてくれた、それが大きな要因だと。今年から僕は仲間に入れてもらったけど、本当に一緒に野球ができて幸せでした。

――すべての選手を見捨てることなく見続けてきて、それが選手に伝わったのでは?

栗山監督 それはちょっと僕には分からないけど……。片思いで良いので、すべての選手をこっちは思い続けるんだと。でも、なかなか伝わらなかったりだとか。本当に無理を言った選手も多かったので、今はどちらかと言うとすまなかったなという思いがありますね。

――キャンプ初日に監督自身のポケットマネーで、選手・コーチ・スタッフ含め「夢は正夢」とTシャツを作って、今日ここで見られた胴上げのシルエットが描かれていたが?

栗山監督 現実になってしまうと、自分だけ夢の中という感じです(笑)。

――ポストシーズン、日本一へと、まだ夢の続きがあるが?

栗山監督 優勝決まった瞬間に思ったのは、次のプレーオフの怖さというものを感じました。選手たちは今日、明日と喜んでもらって、われわれスタッフ側は、次勝てるように一生懸命考えて、準備していきたいと思います

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