ランキングシステム

世界男子ツアーはATP(Association of Tennis Professionals)によって管理・運営されています。

現在ランキングシステムには、「エントリーランキング」と「チャンピオンズレース」との2つのシステムがあります。

「エントリーランキング」は、過去52週間に出場した上位19大会のポイントの合計で年間ランキングを決める方式(女子のランキングシステムと同じ方式)です。
ランキングが十分高くグランドスラム4大会やマスターズ1000シリーズ9大会の本戦にストレートインできる選手は、それら大会に仮に欠場(つまりゼロポイント)してもポイントがランキングに反映されます。それら13大会の他に年末のマスターズカップとインターナショナル・シリーズで獲得した上位5大会のポイントの合計となります。グランドスラムやマスターズ1000シリーズに出場できないランクの選手は、その分だけ加算できるワールドツアーの大会数が増えます。
この方式は過去約1年間の成績の平均となるため、各大会のエントリーやシードの決定の際にはこのシステムのランキングが適用されます。ただこの方法だと、成績の悪い大会があってもまったくランキングに響かないため選手の間では不評の声もあがっていました。

一方の「チャンピオンズレース」は、2000年からスタートとしたシステムで、毎年すべての選手が0ポイントからスタートし、出場大会ごとにポイントが加算され年間ランキングを決める方式です。例えば、年初に行われる大会で好成績を収めると、その選手は必然的に、その年の前半はチャンピオンレースの上位になるわけです。
ポイントの対象は1シーズン19大会で、エントリーランキング同様にグランドスラムなどの成績が自動的に反映されます。このシステムは単純明快で分かりやすいのですが、その時々の勢いだけがランキングに反映され、あまりにも短期的すぎるという批判があります。

両方式も一長一短がありますが、2006年からはシングルスでは「エントリーランキング」が再び一般的な仕組みとして利用されています。

尚、16歳未満の若い選手は年齢により年間に出場できる大会数が制限されています。

ランキングの対象となる大会は、グランドスラムからフューチャーズまで6段階に分けられています

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