
悲願のCSに行きたいのならば3連勝するしかない鯉2戦連続零敗…試合後、竜党から屈辱の“CS歓迎”エール
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桃那
2012年09月17日 15:54 visibility120
野村鯉が崖っぷちに追い込まれた。広島が2試合連続、今季20度目の完封負け。打線はこの日もチャンスで凡打を繰り返した。7月1日以来の借金7となり、7カード連続勝ち越しなし。17日からは3ゲーム差で迎える3位ヤクルトとの直接対決。CS進出への望みをつなぐために、意地でも3連勝を果たすしかない!
その瞬間、今季5番目の31574人で埋まったマツダスタジアムにため息が充満した。九回2死一、二塁。奇跡の逆転を託され、代打で登場した前田智だったが、遊ゴロに倒れた。前日に続き、スコアボードに並んだ「0」。もう見飽きた光景だが、これが今の鯉打線の実力だった。
すると試合終了後、竜党が陣取る応援席から「頑張れ、頑張れ、カープ」の大合唱がわき起こった。シーズン2位が決定的な中日にとって、CSファーストSで戦うならばヤクルトよりも広島の方が“確実に勝てる”という意味合いの応援であるのは明らか。広島の選手、首脳陣には、この上ない屈辱だった。
それほど情けない試合だった。象徴したのは八回の攻撃だ。代打安部の右前打、赤松の四球で無死一、二塁。点差は2点。セオリーならば送りバントだが、東出に出されたサインは「打て」だった。ただ、結果は最悪。ライナー性の遊ゴロとなり、ワンバウンドで捕球した井端がそのまま二塁を踏み、まず1死。そして進塁か帰塁か迷った二塁走者の安部が二、三塁間で挟まれ、タッチアウト。悪夢のような併殺でチャンスはつぶれた。
なぜ送りバントではなかったか。野村監督は「(送って)1死二、三塁で1本出ないのが現状だから」と説明。バントシフトの裏をかき、チャンスを拡大する狙いもあったが、タイムリーが出ない現状を打破するために好調の東出の打撃にかけた。
併殺に終わった結果に野村監督は後悔していない様子だった。「東出はバントだろうと判断していたみたいで中途半端な打撃になった」と振り返り、「あの場面で送って適時打が出る(チーム)ならば、今頃(順位は)上位に行っているだろう」と吐き捨てた。
四回の失点も失策によるものと、野手陣が投手陣の足を引っ張った。打てない、守れない。「当事者が責任を負うような感じだが、結果が出なければ私がその責任を取ればいい」とゲキを飛ばした野村監督。17日からはヤクルトと直接対決。悲願のCSに行きたいのならば3連勝するしかない。
その瞬間、今季5番目の31574人で埋まったマツダスタジアムにため息が充満した。九回2死一、二塁。奇跡の逆転を託され、代打で登場した前田智だったが、遊ゴロに倒れた。前日に続き、スコアボードに並んだ「0」。もう見飽きた光景だが、これが今の鯉打線の実力だった。
すると試合終了後、竜党が陣取る応援席から「頑張れ、頑張れ、カープ」の大合唱がわき起こった。シーズン2位が決定的な中日にとって、CSファーストSで戦うならばヤクルトよりも広島の方が“確実に勝てる”という意味合いの応援であるのは明らか。広島の選手、首脳陣には、この上ない屈辱だった。
それほど情けない試合だった。象徴したのは八回の攻撃だ。代打安部の右前打、赤松の四球で無死一、二塁。点差は2点。セオリーならば送りバントだが、東出に出されたサインは「打て」だった。ただ、結果は最悪。ライナー性の遊ゴロとなり、ワンバウンドで捕球した井端がそのまま二塁を踏み、まず1死。そして進塁か帰塁か迷った二塁走者の安部が二、三塁間で挟まれ、タッチアウト。悪夢のような併殺でチャンスはつぶれた。
なぜ送りバントではなかったか。野村監督は「(送って)1死二、三塁で1本出ないのが現状だから」と説明。バントシフトの裏をかき、チャンスを拡大する狙いもあったが、タイムリーが出ない現状を打破するために好調の東出の打撃にかけた。
併殺に終わった結果に野村監督は後悔していない様子だった。「東出はバントだろうと判断していたみたいで中途半端な打撃になった」と振り返り、「あの場面で送って適時打が出る(チーム)ならば、今頃(順位は)上位に行っているだろう」と吐き捨てた。
四回の失点も失策によるものと、野手陣が投手陣の足を引っ張った。打てない、守れない。「当事者が責任を負うような感じだが、結果が出なければ私がその責任を取ればいい」とゲキを飛ばした野村監督。17日からはヤクルトと直接対決。悲願のCSに行きたいのならば3連勝するしかない。
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