
草津vs水戸@正田スタ
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稲葉孝大
2011年07月04日 19:26 visibility21
ポイントは割愛します。誤りなどありましたらご指摘ください。
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<草津前半>
前節と同じシステム&メンバー。前日の練習では別メニュー調整で、心配されていた松下も先発スタートとなった。
ラフィー リンコン
熊林 アレックス
櫻田 松下
永田 御厨 中村 古林
橋田
開始3分に松下からパスを受けた古林がDFを交わしてシュートを放つ。ボールは枠には飛ばなかったが、積極的なゴールへの姿勢がこの試合への意気込みを感じさせたが、虚しいものになってしまった。
水戸が狙ってきた両SBの裏のカバーに加え、ゾーンで守るエリアがチーム全体で非常に曖昧となっていたためボランチの負担が増えてしまう。すると中盤でのチェックがうまくいかなくなり、ボールを回され水戸ペースに(中盤でパスが繋げると、水戸はあまりロングボールを蹴らなくなった)。両サイドをケアしていると、今度は中央にスペースが生まれてしまう悪循環。失点の多さに曖昧な守備では、耐えられないだろうとは思っていたが、予想以上に呆気なかった。
22分の失点シーン、右サイドで相手のドリブルからバイタルエリアに入ったパスへの反応が遅れ、先制点を許してしまった。ボールウォッチャーとなっていた草津守備陣を嘲笑うかのように、サイドから中央へパスを繋がれての失点だった。最初に入ったパスの時点で攻撃を寸断できたはずだし、しなければいけなかった。
前半を通じ何度も攻め込みチャンスを作ったことは事実だが、ボランチが守備への負担を強いられたことで攻撃に厚みがなくなり、2次攻撃・3次攻撃へとつながらない。ましてや、生彩を欠いていたラフィーニャ等は、ワンマンプレーに出始め・・・。どんなに攻め込んでも得点に結びつかなければ無意味であり、水戸のGKの好守はあったがそれを差し引きしても低調な出来だった。
<水戸前半>
システムは4-4-2。岡田が出場停止明けとなったが、今節は保崎が出場停止。左SBには小池が入り、右SHには小澤が入った。
岡本 遠藤
島田 小澤
西岡 村田
小池 尾本 塩谷 岡田
本間
9分、本間のGKから遠藤が上手く体を入れて、右サイドで切り返しシュートを放つがクロスバー直撃。目が覚めるような一撃だった。このプレーに代表されるように序盤はロングボールを蹴って両サイドの裏を狙ったが、相手の中盤がスペースを埋めようとすることで、中盤の選手が下がらざるを得なくなった。狙いが奏功し、ポゼッションができるようになったことで、今度はショートパスを選択してDFを翻弄。バイタルエリアでゆっくりボールを回せるようになった。さらにCBの2人を残してチーム全体を押し上げてコンパクトにすることで、反撃を警戒。攻め込まれる場面は多かったが、GK本間のファインセーブとDF陣の体を張った守備でゴールを死守した。
21分相手CKのカウンターから左サイドの島田のクロスを小澤が折り返し、またしても遠藤がゴールを狙うが僅かに左。相手DFのチェックが甘く、遠藤はフリーだったこともありここは決めておきたかった。だが、直後にあっさり先制する。22分にまたしても左サイドが起点となったが、小池がスルスルと突破しパスを出すと、岡本が反応し1タッチで中央の遠藤へつなぐと、ここで相手を引きつけて右で待っていた小澤にパス。このチャンス逃さなかった小澤が決めた。
狙い通り弱点を突いて先制して折り返すことができたし、自分たちのペースで戦えた45分だった。あとは相手が修正してくるであろう残り45分の戦い方がポイントになるはずだ。
<草津後半>
メンバー・システム共に変更なし。後半は草津が多少盛り返した感もあったが、スペースを消された相手の守備をこじ開けられず。古林の頭で同点に追いついたまでは良かったが、またも終了間際に失点してしまう悪い癖が出てしまった。
試合展開からすれば、同点になった時点で即逆転を期待するが最悪負けなければ・・・それでも良かったと思っている。ダービーだから内容云々とも考えられるが、不安定な守備はいつ崩壊するか分からない状況で、しかもハードワークと組織を武器に戦う相手に、運動量で負けてしまえば勝機はなかった。
リンコンはまだフィットしていない気がするのだが・・・。というより、ハードワークを必要とするチームには合わない気もする。リンコンは前線で張って足下でボールを受けたがる傾向があり、運動量も少なく守備もしない。オプションとしては魅力だが、先発となると話は別だ。
ブラジル人3選手が同時に先発してしまうと、彼らだけで崩そうとしてしまう。連携が取りやすいのは分かるがもっと周りを生かす動きが欲しい。ましてや低調なパフォーマンスだったこともある。チーム全体で攻撃して、守備をする意識が今の草津にはない(水戸にはある)から、この敗戦は当然の結果だ。
勝敗の差はフィニッシュの差、なんて簡単に片づけられるものではない。攻撃なんて水物であり、何のキッカケや前触れもなく入る時は入ってしまう。最優先課題は守備。2点とも時間帯も失い方もまずかった。ボールウォッチャーになっていて、飛び出してくる選手を全く捕まえきれていないのだ。今後も対戦相手は絶対に弱点を突いてくる。修正できなければ、浮上のきっかけは掴めないだろう。J1昇格という目標が虚しく聞こえた夜だった。
<水戸後半>
草津同様にメンバー・システムに変更はなかった。前半と比べ草津にボールを支配される時間帯が長くなったが、カウンターを中心に効率的なサッカーを展開。奪ってからシンプルにゴールを目指す姿は相手に脅威を与えた。同点に追いつかれたものの、最後まで集中を切らさず、ハードワークを惜しまない戦う気持ちを選手全員が見せたことが勝利に結びついた。
勝利を手繰り寄せた要因の1つに柱谷監督の積極的な采配も光ったことがある。後半開始早々に右サイドの小澤に比べ目立っていなかった島田に代わり、ドリブルが持ち味の大卒ルーキー小幡を投入。85分には疲れの見えた小澤に代えロメロ・フランクがピッチへ。この2人のコンビネーションが相手の中盤をこじ開けて、89分の決勝点を生みだした。
組織が崩れなければ、簡単にはやられない。自分たちのコレクティブなサッカーを貫いてダービーの王者の意地を見せ、連敗もストップ。いい流れでホームに帰れる。前節の敗戦を引き摺ることなく、教訓にして勝利を手にした。
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- 事務局に通報しました。

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