人生初のホームラン

前回ご紹介した、サチヨン球団代表の息子くん

 

開幕から約3か月、思うようなバッティングが出来ずに毎回悔しい思いをしていたようです。

 

そりゃ～～そうだ。野球は簡単なスポーツではない！

 

彼なりに筋力トレーニングやら、素振りやら、できる努力はしていたみたい。

 

でもねぇ。

 

いざグラウンドに立つと、バットは虚しく空を切る。

 

 

母親であるサチヨンの心配は少々、いやかなり気の短い性格の彼が、

 

もうできない！と早々と諦めてしまわないか、ということでした。

 

そして野球そのものを

 

面白くない、と感じてしまうこと。

 

 

昨夜の試合では、開始30分前くらいのタイミングで、

 

球団代表として彼にこう申し渡しておきました。

 

 

野球を楽しいと思わないとだめ。

 

自分が打てなくても、仲間が打って、そしてチームが勝ったなら

 

それはそれで嬉しいと思うように意識を変えていこう。

 

もちろん悔しいのは当たり前。でもそれも野球をやっているからこそ味わえるんだから。

 

まずは野球を好きになる。そうすればきっと野球の神様はなんとかしてくれるよ。

 

 

実際にプレーをしたことのない女親からは、こんなふうな「メンタル応援」しかできません。

 

 

しかし、この試合の彼は、

 

1打席目。強い当たりのファールを打つも、結果は三振。

 

2打席目。。。

 

左中間を大きく破るHR～～～～！

 

ようやく、ようやく、快心の一打が、そしてそれがHRに！！

 

 

彼にとって人生で初めてのHR。

 

めったにない華々しい瞬間を味わえたと思う。

 

 

 

努力が花ひらいた喜びは格別だったはず。

 

そして私からすれば、チームに誘ってあげたことを後悔しなくて済みました。

 

 

 

試合前。

 

「オレ、野球の神様とか別に信じてないし・・・」

 

はにかむような笑顔でつぶやいた彼は。

 

 

この夜。なんだか新しく生まれ変われたようにサチヨンは感じました。。(*^_^*)