スポーツ保険について(まとめ)
-
なおパパ
2014年09月16日 22:32 visibility3913
先日、参加させてもらっているフットサルのサークルで子供がケガをする事故が起こりましたが、私の主催しているテニスの集まりでも自分の目にボールが当たる事故に遭ったことがあります。
サークルやチームをつくってスポーツをする以上、事故は避けられないものですが、万一のために加入する保険について、どういったものがあるか調べてみたのでまとめておきます。
1.スポーツ安全保険
公益財団法人「スポーツ安全協会」(http://www.sportsanzen.org/)を通じて5名以上の団体で加入する保険です。スポーツだけではなく文化活動やボランティアの区分もあり、活動中や移動中の事故及び賠償責任が補償されます。
登山やスカイダイビングのような危険度の高いものは別にして、テニスやフットサルなどの一般的なスポーツの一人あたりの年間保険料は、65歳以上1000円、一般1850円、中学生以下800円と、定期的な活動をしている場合には非常にリーズナブルな料金になっています。
ただしメンバーの名簿を提出した上で年間契約する必要があるため、年に1~2回しか開催されないイベントやたまにしか参加しない人にとっては加入のハードルが高く、年間1850円の保険料は割高と感じるでしょう。
また、登録した団体での活動中や移動中の事故・損害しか補償されないため、複数の団体に参加している場合はそれぞれで登録するとなると、負担感が大きくなります。
個人向けの保険としてはdocomoにワンタイム保険という1回300円から入れるスポーツ・レジャー保険があります。auにもありましたが最近サービスが終了したようです。
ヤフープレミアム会員向けにもちょこっと保険というのがありますが、月額保険料が490円からでヤフープレミアム会員費用も月額410円別途かかりますので、結局はスポーツ安全保険の方が安かったりします。
docomo ワンタイム保険
Yahoo!プレミアム会員向けちょこっと保険(スポーツ)
2.レクリエーション保険
引受保険会社によっても異なりますが、最低人数が50人くらいになると加入できる短期イベント用の保険で、会社や地域の運動会などで活用されることが多いようです。費用は一人あたり300円弱ですが、最低人数がネックになるため通常のサークルなどで使うにはハードルが高いでしょう。
長きに渡って定期的に活動しているチームなら、年間12回開催予定で平均参加予定者20人(延べ240人)などで包括契約というのも出来ます。基本的には名簿の提出と先払いが必要ですが、事後精算で欠席者や助っ人の分の人数を調整することが可能です。
最初に年間一括7万円くらいを支払っておいて、事後精算で平均参加者数が15人だったら1.7万円ほどが還付されます。上記料金での保障内容の例は次の通りです。(東京海上の場合)
<<保障内容の例>>
死亡・後遺障害 500万円
入院 3000円
通院 2000円
これは補償内容をもっと抑えれば半額くらいにはなります。また、競技によって全然金額が違うのでフットサルでは入院2000円、通院1000円で年間参加者のべ240人くらいだと3万円強になりますが、バドミントンとか卓球だと5000-6000円くらいですみます。
あまり補償を抑えると入っている意味があるのかってなりますが、会社の同好会等で加入が義務付けられているなどの場合は、形だけ加入する意味でレクリエーション保険の年間包括契約を使うという手はあります。
3.国内旅行傷害保険
本来は宿泊を伴うスキー旅行やテニス合宿などに適用する国内旅行障害保険ですが、近隣の体育館で開催するスポーツイベントなどにも適用が可能だそうです。1日単位で加入が出来て、少ない人数でも申し込みが出来るため個人で運営するようなサークルやチームで1回開催ごとに申し込むとしたら、これが最も使い勝手がいいでしょう。
保障内容や費用はレクリエーション保険とほとんど同じで1人1回300円弱ですが、2ヶ月に1回以上のペースで継続して活動する場合はスポーツ安全保険の方がトータルでは安くなります。
4.健康保険と医療保険
本当に保険が必要なのかどうかは検討が必要です。ほとんどの方は会社の健康保険組合や国民健康保険に加入しており、子供に対しては自治体の助成があって医療費はほとんどかからないケースが多いです。また、民間の医療保険や共済にも加入していることが多く、ケガをしたとしてもそちらで対応すれば必ずしもスポーツ保険に頼らなければならないということはないかも知れません。
私の考えとしては、自分が参加者の立場ならば健康保険と医療保険でなんとかなるとは思いますが、主催する立場であればメンバーに対して下記の3つから選んでもらうのが最もよいのではないかと考えています。
(1)スポーツ安全保険(年額:65歳以上1000円,一般1850円,中学生以下800円)に加入する
(2)国内旅行傷害保険(毎回200-300円)に加入する(申込や名簿作成は主催者の仕事)
(3)健康保険と医療保険で自己責任で対応する
ただ、レクリエーション保険や国内旅行傷害保険を1日単位で契約するのはおそらく代理店にとってはたいしてうまみのない契約と思われるため、ネットの代理店などでは問い合わせても返事すら返してもらえないことが多々あるようです。
私の場合は長年お付き合いのある東京海上の保険代理店の方に郵送でも手続き出来ますと言って頂きましたが、個人で探す場合はとりあえず近所の保険代理店などに足を運んで直接相談した方がいいと思います。
もし、同じようなことで悩んでいる方がいれば上記が参考になれば幸いです。
sellサッカー・フットサル
- favorite6 visibility3913
-
navigate_before 前の記事
09/12(金) 会社帰りに卓球
2014年9月14日 -
次の記事 navigate_next
09/21(日) 堺市実業団リーグの試合で初勝利
2014年9月21日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件