エンジンが弱っているのにバンパーを変えたって車は走らない

フクダ電子アリーナへ初めて行って来ました！
車で行ったのですが無料駐車場は遠すぎです・・・。
でも、キャパは少ないけどサッカー専用でピッチが近く大好きな雰囲気でした。
レバークーゼンのバイアレナにちょっと似てると思いました。

試合は後半２０分までは均衡したグッドゲームでした。
千葉の選手たちはよく走り、よく競り、よく闘いました。
１−１の同点から、試合は終始千葉のペースで進みました。

ところが。

後半２０分過ぎから千葉の中盤の足が止まります。
その時間まで飛ばしすぎたツケが回ってきたのか、ディフェンスがクリアしてもマイボールにできず清水に拾われてしまいます。

そんな時、クゼ監督の取った交代は、中盤のテコ入れではなくＦＷの青木を下げて金沢を入れる最前線の入れ替え。
これで前４人（巻・金沢・谷澤・工藤）と後ろ６人が、監督の意図したことかそうでないのか、分断し間延びしてしまいました。
もしかしたら「中盤は捨てて後ろで取ったボールを前の４人で何とかしてきてね大作戦」だったのかもしれませんが。

老獪な清水のフェルナンジーニョ。
疲れた千葉の中盤の当たり前すぎるトラップにプレッシャーをかけてボール奪取。
間延びした中盤をボールを受けた岡崎がズルズル下がる千葉のディフェンスラインをあざ笑うように引き連れてドリブル、真ん中を開けるようワザと左へステップワーク、きゅっと真ん中へ切り返して右足一閃。
狙い済ましたミドルでした。
これで勝負あり。
その後のＤＦボスナーを上がりっぱなしにした千葉のパワープレーも、なんだか虚しく見えました。

「エンジンが弱っているのにバンパーを変えたって車は走らねえんだよ」

試合後、今日の感想を、まるでオシムさんみたいな比喩で連れに語る私。
サッカーオンチな連れには意味がよく分かってませんでしたが。

ジェフの選手はとてもよく闘っていました。好印象でした。
フクアリの雰囲気も大好きになりました。また行きたいです。
でも監督の采配には疑問が残る今日の試合でした。　■