四雁川流景

”四雁川流景”  玄侑宗久著  文芸春秋
小説家、僧侶でもある筆者の作品は初読み。
 本著は四雁川を巡る7短編だが
  何れも身近な人の死を扱っている。
筆者は中学生の頃必ず来る自身の死を考えて
 かなり悩み、その後紆余曲折の末に僧侶になったようだ。
四雁川は実在の川ではないが
 川は全てを流し去り、死をも受け入れる。
各短編には筆者の死生観が盛られている。
 秀作が多く、筆者の他作品も読みたくなる。
 

 

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