とまどい関ヶ原
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まこと@古希ジョッパークライマー
2018年09月04日 06:29 visibility125
”とまどい関ヶ原” 岩井三四二著 PHP
関ヶ原自体の戦いの話は僅か。
関ヶ原に絡んだ小さい戦いがメイン
またあまり聞いたことのない脇役も語られている。
会津の上杉討伐の最中に大阪で旗揚げした石田光成だが
その後の味方作りは全く上手くいかず
家康の主力軍・秀忠を温存しながらの勝利。
大阪と家康に分かれた甲賀衆の立場は微妙だが
他にも家中を二分して生き残ったところも多かったろう。
安国寺恵瓊に踊らされた毛利輝元に対し
家康派だった吉川広家の苦悩が興味深かった。
毛利家の中で良く扱われる小早川秀秋は
本編では全く語られていない。
関ヶ原で朽木は赤座、小川勢と並んでいたが
小早川の裏切りに乗じて
上手く家康側に付くことが出来たようだ。
城だけでなく歴代城主も幸運だった犬山城
小さな城だが少々興味を持つことが出来た。
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