土佐堀川

”土佐堀川”  古川智映子著  潮出版社
朝ドラ【あさがきた】のヒロイン・広岡浅子の生涯を描く。
 三井の娘に生まれ、当時それ以上の豪商だった加島屋に嫁ぐ。
明治維新や昭和初期の頃の女性実業家。
 炭鉱、銀行、生命保険会社、女子大などの経営に関わる。
本著で広岡浅子のバイタリティーは感じるが
 三井や加島屋をバックとしての活動ゆえに
  何が大変だったのかイマイチ説得性に欠ける。
そもそも先駆けて炭鉱事業を始めたのも夫のアイディアだったし
 加島銀行も頭取は初代が義弟、2代目が夫だった。
当時の女性実業家としての苦労は理解できるが
 所詮は成功した実業家の成功談でしかない。
 

 

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