竹林精舎

”竹林精舎”  玄侑宗久著  朝日新聞出版
道尾秀介の”ソロモンの犬”の4名が3.11震災後にこの作品で蘇る。
両親を東日本大震災で亡くした秋内は、
 とある僧侶との出会いがキッカケで仏門に入る事になる。
修行を経て福島の汚染地域にあるお寺に住む事になる。
 大学時代から想いを寄せる千香に連絡したところから話は始まる。
仏門と恋心、放射線線量に関する様々な見方が詳しく語られる。
 避難した者と留まる者、そのどちら立場も尊重するのが僧侶。
秋内より先に僧侶になって福島に住む敬也と
 彼を追って福島に住み着いた裕美
  この二人が秋内に大きな影響を与える。
作品中で除染業者が出てくるが、気になることが有った。
 除染業者が寺が要望すれば竹林を切るといった場面だ。
  私の知る限り、彼らは除染しかしないので、家の周りの片付けや
   竹林を切ることはボランテイアがやってきた。
 もしかしたら一部業者は対応することもあるのかもしれないが
  チョット気になった。
 

 

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