胡蝶殺し

”胡蝶殺し”  近藤史恵著  小学館
物騒なタイトルから悲劇を想像したが全く違った。
 歌舞伎の世界の実情を知ることが出来る内容で勉強になった。
歌舞伎界の女形としての最盛期に癌で早世した中村竜胆。
 遺された息子に対する思い入れで母親は次第に追いつめられる。
  一方では母親・由香里を大切にする息子・秋司の決断。
歌舞伎という厳しい世界にありながら、
 秋司の後見人として優しく生きようとする萩太郎。
  萩太郎の息子・俊介の予想外の才能。
タイトルとは真逆に、最後はハッピーエンドへと向かっていく。
 

 

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