肝心の子供
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まこと@古希ジョッパークライマー
2019年02月21日 09:01 visibility167
”肝心の子供” 磯崎憲一郎著 河出書房新社
筆者の作品は”終の住処”以来の2作目。
ブッダ、ラーフラ、ティッサ・メッテイアという仏教の祖である親子孫3代が主役だが
仏教の教義にはほとんど触れずに、各個人としての三世代の人物が
世界観を獲得するまでの心情や行動を描く。
淡々として、感情に流されない理知的文章が良い。
ブッダの妻であるヤショダラの行動にも興味を惹かれた。
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