ほかげ橋夕景

”ほかげ橋夕景”  山本一力著  文芸春秋
表題の「ほかげ橋夕景」は娘が嫁ぐ直前の父娘の話。
 父の娘に対する愛情と娘の父に対する思いが良く描かれている。
「泣き笑い」も、ひとり息子をまっとうに育てようとする夫婦の、
 厳しい躾の中にも子どもに対する親子の情愛が感じられる作品。
「言えねえずら」は稼業をたたんだ清水次郎長の困惑が良く表れていて面白い。
「不意峨朗」は主人公の人間力に思わず心打たれる内容だった。

 

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