立派になりましたか?

”立派になりましたか?”  大道珠貴著  双葉社
筆者の作品は初読みだが、良かった。
特別学級の卒業生が44才になった時の話がメイン。
どんな形であれ生きてるだけで立派だと考えることも出来る。
 とは言え、この話にでてくる人達はとても生きづらいものを抱えていて、
   各人が様々な困難に面していく。
 特級の中でただ生きてるだけでよいと言われていた時間は、
  とても特別だったのだろうが・・・
 特級を卒業した後の事を考慮してくれる組織はまだ十分ではないのだ。
筆者の特級に対するイメージは半分当っていて、半分は外れているようだ。
 彼ら特級の先生は既に88才になっているが、生徒の事は忘れていない。
  そのような先生のアフターケアはとっても大事なのだが・・・
   卒業した生徒数は多く、先生のキャパも足りないのが現実でもある。

 

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