血統

”血統”  門井慶喜著  文芸春秋
筆者の作品は久々。
 今までは歴史ものが多かったので、今回は別ネタを選んだ。
本作品は日本画家を歴代輩出している家系に生まれながら、
 ペット専門の肖像画で生計をたてている絵画制作師・一雅が主人公。
新種の犬を開発途中の森宮からパトロンになってくれないかと持ちかけられたが
 その犬達には予想外の問題があった。
ペットの品種改良はメインテーマではないが、血統に関しては近いものがある。
 途中から狂犬病の話になり、その原因が最後に明かされる。
主人公の結末がスッキリしないが、それは読者に任せるということか?

 

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