神坐す山

”神坐す山の物語”  浅田次郎著  双葉社
見えないものが見える主人公が少年だった頃に
 伯母達から聞いた怪談めいた話を集めた短編集。
奥多摩御嶽山の神社の神官である鈴木一族の何とも不思議な逸話。
 御嶽山は八百万の神々が坐す山なのではなく
  山そのものが神とされているようだ。
当時は今以上に行くのが大変であった御嶽山の山奥には
 尋常ではない素性の訪問者達が多く
  戦地に向かう兵隊、狐に憑かれた美女、
   荒行をする山伏 等々
  とても都内とは思えない興味深い話だった。

 

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