ランプコントロール

”ランプコントロール”  大崎善生著  中央公論新社
幸せだった理沙との5年間は、直人のドイツ転勤によって終止符を打つ。
 理沙にも家族の事情からドイツに同行することは出来なかった。
穏やかな二人の別れはかえって直人を苦しめ、
 日本に書き続けた手紙もやがて宛先不明で戻ってきた頃、
  ドイツでの暮らしにも慣れ、新しい恋にも気付く。
そして3年間のドイツ生活を終え、
 帰国した直人を待っていた意外な事実は・・・
飛行機の誘導灯を意味するランプコントロールというタイトルは、
 直人の生き様の先を照らす灯であり、
  一方で暗闇の世界に閉じ込められた理沙を
   救い出すための微かな光をも暗示している。
日本まで来たステファニーは可哀想だったが、
 理沙や母親を考えると彼女は手を引くしかなかった。

 

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。