ランプコントロール
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まこと@古希ジョッパークライマー
2020年11月04日 05:55 visibility332
”ランプコントロール” 大崎善生著 中央公論新社
幸せだった理沙との5年間は、直人のドイツ転勤によって終止符を打つ。
理沙にも家族の事情からドイツに同行することは出来なかった。
穏やかな二人の別れはかえって直人を苦しめ、
日本に書き続けた手紙もやがて宛先不明で戻ってきた頃、
ドイツでの暮らしにも慣れ、新しい恋にも気付く。
そして3年間のドイツ生活を終え、
帰国した直人を待っていた意外な事実は・・・
飛行機の誘導灯を意味するランプコントロールというタイトルは、
直人の生き様の先を照らす灯であり、
一方で暗闇の世界に閉じ込められた理沙を
救い出すための微かな光をも暗示している。
日本まで来たステファニーは可哀想だったが、
理沙や母親を考えると彼女は手を引くしかなかった。
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