はぐれ鷹
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まこと@古希ジョッパークライマー
2021年01月19日 06:15 visibility202
”はぐれ鷹” 熊谷達也著 文芸春秋
筆者の作品は久々。
今では貴重となってしまった角鷹を扱い、
雪山で猟を行う鷹匠を描く作品。
大学を卒業した岳央は、鷹匠のドキュメンタリー番組を見て
鷹匠になることを決意し、無理やり師匠に弟子入りをする。
厳格な師匠の元、修行に励み悪戦苦闘しながら成長していく。
高齢な師匠の下では実際の鷹猟をするチャンスが無い。
そう考えて1年後に独立し月山の山小屋で、
自分なりの修行を続ける。
内向的で一途過ぎる主人公。
飢餓状態の神室号を死なせ、月山号は手にあまり
最後は手放すことを決意する。
幼馴染で、かつTV局のAD・久美との恋愛は予想通りの結末。
鷹匠を扱った番組計画は最終的に破綻するが
止むを得ないと思われた。
鷹と人間との関係は甘いものではないと理解出来た。
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- 事務局に通報しました。
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