常設展示室

”常設展示室”  原田マハ著  新潮社
美術館の常設展にまつわる女性を主人公とした6短編集。
「群青」では緑内障で目が次第に見えなくなる主人公
 彼女が美術館勤務で失っていた気持ちを思い出すシーンが良い。
「道」では生き別れになった兄に一度は再開したものの
 気づかず、すれ違いとなってしまい死に目にも会えず、
  それでも兄の娘に希望を感じさせるエンディングが良かった。
それ以外の作品も心を打つ内容が多く、好みの短編集だった。

 

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。