その姿の消し方

”その姿の消し方”  堀江敏幸著  新潮社
本著は無名の一般人が残した十行の詩数篇を扱った話。
主人公は絵ハガキに残された詩人?の過去を探索するが、
 半世紀以上前の時にいる作者は詩人としては名を残さず、
  戦争を間に挟んだこともあって痕跡も殆ど無く、
   近しい者達ですらハッキリしたことは語れない。
    残されたのはただ言葉のみ。
主人公は更に読み続け追い続け、
 読者もまた言葉を読みとっていく。

 

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