風致の島

”風致の島”  赤松利市著  講談社
筆者の作品は初読み。
バリ島と思われる東南アジアの島を舞台に、
 かつて日本の大手ゼネコンでエリートだった青木が主人公。
今は着服した金で島で優雅に暮らし、
 現地の第2夫人となり精神に異常をきたしたミチコを「飼う」。
そこに持ち上がったカジノを中心とした一大プロジェクトに誘われ、
 元会社に一泡くわせようと企てる。
筆者独特のクズたちが次々と登場しクズぶりを存分に見せる。
 マフィアやかっての独裁者、銃撃戦など、
  目まぐるしい展開が面白いが
   最後の青木の姿はなんとも哀れっぽい。

 

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