白蟻女
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まこと@古希ジョッパークライマー
2021年08月28日 05:51 visibility334
”白蟻女” 赤松利市著 光文社
独特な展開力でとても印象深い。
キャバレーの朱美にいれ上げた農家の息子。
痴話喧嘩の挙げ句、朱美は白蟻駆除の薬を飲んで自殺する。
40年後、亭主の葬儀の夜に白蟻女が現れ、そこからの展開が凄い。
浮気された嫁・惠子と朱美はいつの間にか心を通じあい和解していく。
朱美は2人の妹と 病弱な母のためにキャバレー勤めで仕送りに励んでいた。
40年前に戻り、朱美は惠子の声で自殺を思い留まり、
一方惠子は田畑を売る契約を反故にして農業に勤しみ、
幸せな家庭を築くという二重のストーリーが展開していく。
タイトルで浮かんだイメージとは全く違った
シビアーな展開が案外面白くて良かった。
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- 事務局に通報しました。
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