蠕動で渉れ汚泥の川を

”蠕動で渉れ汚泥の川を”  西村賢太著  集英社
筆者の作品は初読み。
面白いが、シリーズ版には飽きるかも・・・
中卒で仕事が長続きしない主人公・貫多は多少筆者の自伝的内容もありそう。
自分のことしかない主人公で、こんな人間とは付き合いたくないのだが、
 世の中には一定数はいる。
表面的には真面そうだが、心の中では何考えているのかわかんない。
 感謝とか人間に対する思いやりとかも、全くない。
店を解雇された時の店主の女房に対する悪態とか、仲間達に対する罵倒。
 通常は有り得ないが、読者としては大笑いかな。

 

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