粗茶を一服

”粗茶を一服”  山本一力著  文芸春秋
筆者の作品は久々。
棄捐令の報復としての札差の貸し渋り。
公儀が札差懐柔のために下した策は3万石(7万5千俵)のお助け米。
 裁量委ねられた札差会所。札差同士の思惑、足の引っ張りあい。
猫札という大がかりな詐欺。
 大物札差・伊勢屋四郎左衛門がメインとなり
  主役の筈の喜八郎はほとんどアドバイザー。
珍しい損料屋という商い、本作では殆ど出てこなかった。

 

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