青山に在り

”青山に在り”  篠綾子著  角川
筆者の作品は初読み。
葉室麟の初期の作品を思わせる清々しい内容。
小河原左宮も白井宣左衛門も冨津陣屋をめぐる攻防も
 実在のもので地元・川越では有名なエピソードらしい。
悪役である舎人がもっと素直に生きることが出来れば
 彼自身にとっても充実した人生を送ることが出来た筈だが、
一方で育った環境は違っても左京と時蔵には共通する性格があって、
 そういうものを資質と呼ぶのだろう。

 

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