終わった人

”終わった人”  内館牧子著  講談社

筆者の作品は久々。

誰にも普遍的に訪れる定年後の生き方を描いた作品。

定年まで恵まれた環境にいた人たち程、

 定年後の戸惑いや葛藤も多いのだろうか?

人には必ず社会から必要のない人になる時が

 誰にでも訪れると言うことは確かだろう。

幸い私の場合は60才の定年後もマイペースで

 結構充実した生き方が出来ているが・・・

この主人公の場合はなまじ社長を引き受けた事が災いし

 なけなしの財産を殆ど失ってしまう。

定年後の人生を”終わった人”とは全く考えないが

 大きな失敗はもう取り返しが出来ない年齢

  となっていることは間違いない。

 

 

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