北の五陵星

”北の五稜星”  植松三十里著  角川書店

筆者の作品は久々。

五稜郭といえば新選組の土方歳三、

 榎本武揚が有名だが、

本編は開陽丸に乗って浦賀から函館に行った

 血気盛んな浦賀の海の若者5人が中心。

  その中で唯一生き残った佐々倉松太郎が主人公。

開陽丸が嵐で座礁したことが反乱軍の大きな誤算となるが

 仮に座礁しなかったなら、政府軍との戦いは

  それ以上に長引いただろうし

 更に多くの若者達が死んだに違いない。

  結果的に座礁が幸いしたのかもしれないと思わせる。

 

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