時こそ今は
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まこと@古希ジョッパークライマー
2022年04月12日 05:32 visibility327
”時こそ今は” 太田治子著 筑摩書房
筆者の作品は初読み。
筆者は太宰治の娘だと知ったが、どうも男性を全く信用していない
感じが本作品からも見て取れた。
主人公の明子が離婚後10年を経たある日、
災害現場を写すテレビで、偶然にも目にしてしまった元夫の姿。
それ以後 短い間に次々とまるで芋づる式に
今まで知らずにいた事がどんどん分かって行く。
優しく温和で理想的だと思っていた夫は実は
優柔不断なだけの男と元妻・明子は理解していく。
あばかれて行く周辺の人たちの過去の経歴が
何だか狭い範囲の場所ばかりに集約されているのはイマイチ。
筆者の他の作品はどうなのだろうか?
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