三月

”三月”  大島真寿美著  光文社

筆者の作品は久々だが良かった。

別々の時を過ごしていても、昔のままの立ち位置に納まる。

 それが同級生の心地良さ。

本作では20才卒業から20年後、

 それぞれの女性達は大きな転機を迎えていた。

  各人の思いが丁寧に書かれていた。

 亡くなった森川くんの真相は判明しなかったが、

  結局、仲間を繋ぐために現れたのかも。

最後に出てきた3.11の日から三月は特別な意味をもつ。

 

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