モノクローム
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まこと@古希ジョッパークライマー
2022年04月25日 06:08 visibility320
”モノクローム” 乾ルカ著 新潮社
慶吾は幼い頃に母に捨てられ児童養護施設で暮らした。
一人が当たり前と考える慶吾は波風立てずに生活していた。
しかし、写真部の香田と知り合った高校時代、
社会人になって北村真奈どの出会いと別れ、
香田とのケンカと和解などから
ようやく慶吾の心の中にある変化が生まれる。
モノクロームだった彼に色が付いた瞬間である。
児童養護施設出身がテーマというよりは
囲碁にまつわる話が主流のようだった。
例えば囲碁の石はそれぞれに個別の存在価値があり
ましてやどうしようもない人間であっても
個々人には存在価値があるのだ・・・等々。
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