モノクローム

”モノクローム”  乾ルカ著  新潮社

慶吾は幼い頃に母に捨てられ児童養護施設で暮らした。

一人が当たり前と考える慶吾は波風立てずに生活していた。

しかし、写真部の香田と知り合った高校時代、

 社会人になって北村真奈どの出会いと別れ、

  香田とのケンカと和解などから

 ようやく慶吾の心の中にある変化が生まれる。

  モノクロームだった彼に色が付いた瞬間である。

児童養護施設出身がテーマというよりは

 囲碁にまつわる話が主流のようだった。

例えば囲碁の石はそれぞれに個別の存在価値があり

 ましてやどうしようもない人間であっても

  個々人には存在価値があるのだ・・・等々。

 

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