かすてぼうろ

”かすてぼうろ”  武川佑著  光文社

筆者の作品は初読みだが良かった。

本作は貧しい田舎育ちの少女・於くらが城の台所衆になる出世物語。

食べたことがない、そして、それを知る人も一度だけしか

 食べてないものを、レシピだけで再現。

その最初の料理がタイトルの”かすてぼうろ”=カステラ。

越前を舞台とし、城主・堀尾義晴や

 次の城主・結城秀康に愛される

  女台所衆・於くらの生き様が良かった。

 

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