風歯

”風歯”  賀名生岳著  新人物往来社

筆者の作品は初読みだが中々良かった。

本作は日本史上初の歯科医・丹波兼康が、

 足利尊氏の虫歯治療をきっかけに南北朝の

  陰謀に巻き込まれる歴史医療小説。

尊氏、親房など南北朝の大物が患者として登場し

 陰謀に絡んでいく筋は興味深いし、

  著者が元歯科医なだけに治療描写も良い。

 素材が新鮮なので一読の価値ある。

 

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