途方もなく霧は流れる
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まこと@古希ジョッパークライマー
2023年01月25日 05:20 visibility280
”途方もなく霧は流れる” 唯川恵著 新潮社
筆者の作品は久々だが、内容は良かった。
主人公・岳夫は、42歳で離婚し
50歳で大手航空会社をリストラにより早期退職。
付き合っていた同僚の女性からも手を切られ、
父親が残した軽井沢の別荘に住む。
そして今までの仕事から解放され、
生きることは何かを考えながら軽井沢に生きる。
捨て犬を拾って、育てるところの描写も良いが、
他の登場人物である小料理屋女将と娘、元夫、
知的で冷静な女性獣医、美しい人妻等も
新しい人生を切り開いて行こうとしている。
後半には予想もしない展開があるが、
全体的に清々しい人物も多く、
また、軽井沢の美しい情景の描写も良かった。
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- 事務局に通報しました。
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