零の晩夏

”零の晩夏”  岩井俊二著  文芸春秋

筆者の作品は初読みだが、中々面白い。

どうやら映画監督、脚本家、音楽家などで有名な方のよう。

「絵のモデルになった女性が何人も亡くなっている」

 との怪しげな噂が出始めているナユタという画家を探す

  依頼を受けた編集者・花音の動きで物語が進んでいく。

周りの加瀬くんやら根津氏やら得体の知れない人物が絡み、

ストーリーの展開が読めないまま事実が積みあがっていくのだが、

 終盤になるまで着地点が中々見えてこない。 

ミステリーのようでファンタジーの雰囲気もある不思議な作風。

 

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