水鏡推理

”水鏡推理” 松岡圭祐著 講談社

筆者の作品は初読みだが良かった。

本作は文科省の一般職・水鏡瑞希が、研究内容の捏造を暴き、

 税金の無駄遣いを無くすために奮闘する物語。

阪神淡路大震災で弟と祖母を亡くし、仮設住宅で暮らしていた瑞希。

そんな彼女が武器とするのは、大学時代に探偵事務所で学んだ判断推理力。

新しい研究に関する実証実験の捏造を次々と暴くところが興味深い。

官僚である南條や蒼唯、そして一般職・澤田が正義感の強い瑞希に感化されて

 ひとつのチームになっていく様がとても良かった。

 

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