白き糸の道

”白き糸の道” 澤見彰著 新潮社

江戸時代終わりから明治にかけて、

 百姓の生活を豊かにするために

 養蚕の発展に人生をかけた女性・お糸の物語。

春の訪れとともに村にやってくる蚕種商に算盤を習い、

 より多くの繭を作るため、江戸に出て、当時はまだなかった

 寒暖計の開発に力を尽くす。

紆余曲折、心が折れることも多い中、

 強い心を持ち続けるお糸には脱帽。

おかげで日本における養蚕というものがどういうものだったのか、

 田圃の少ない地域にとってどれだけ大事なものだったのかが

 とてもよく伝わった。

 

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