持ち重りする薔薇の花
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まこと@古希ジョッパークライマー
2023年10月08日 06:04 visibility246
”持ち重りする薔薇の花” 丸谷才一著 新潮社
筆者の作品は久々。
本作は筆者最後の長編物。
元経団連会長、旧財閥系企業顧問である梶井のもとに、
ジャーナリスト・野原が訪れ、話が始まる。
梶井は、80年代初めのニューヨークで、
音楽院に通う日本人学生4人と知り合った。
梶井は彼らが結成した弦楽四重奏団に「ブルー・フジ・クワルテット」と命名。
やがて世界有数のクワルテットに成長した四人には
予想されたように、様々なトラブルが起こりはじめる。
4人が繰り広げるトラブルは、実に人間くさいのだが、
確執が深まるほど、奏でられる音楽は一層美しくなるとか?
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
概ねクワルテットは第1ヴァイオリンの独裁が多く、
チェロと揉めるケースも多いらしい。
- 事務局に通報しました。
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