白秋秘唱

”白秋秘唱” 鳥越碧著 文芸春秋

筆者の作品は初読みだが良かった。

本作は北原白秋の生涯を描いた作品。

作品のイメージとは違い問題の多い質だったようだ。

妻となった3人の女性たちへの想いや自分の態度に苦悩し、

 創作活動にも影響するが、結局は3人を不幸にしている。

裕福な家庭で育ったものの、後に実家の家業が倒産し、

 極貧生活を送っていた時もあった。

「城ヶ島の雨」など好きな作品はある。

ライバル視していた石川啄木の方が人間的には好ましい。

 

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