”穴” 小山田浩子著 新潮社

筆者の作品は初読み。少々ホラー系。

夫の転勤に伴い、主人公は夫の実家に隣接した家に引っ越す。

元々は夫の実家の離れなので、主人公は一旦仕事をやめるが

家賃なしなので、一応生活には困らない。

暇になった主人公が引っ越し先で黒い獣を追っていたら

河原の穴に落ちてしまう。

穴はなんなのか、そして獣はなんなのか?

夫の家族が隠していた義兄はなんなのか、本当に存在するのか?

不穏な空気や謎が不思議の国のアリスのような感じで、

読者を不安にさせるし驚かせもする。

 

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