テロリストの処方

”テロリストの処方” 久坂部羊著 集英社

筆者の作品は2作目だが、面白かった。

本作は国民皆保険の限界、医療に纏わる数々の問題を明らかにし、

警鐘を鳴らす医療小説。

勝ち組と負け組に分かれた医師とか、医療改革に乗り出したカリスマ医師、

勝ち組医師を狙うテロリスト。

題材も登場人物も概ね揃っている。

しかし登場人物のキャラクター、テロの動機、

唐突に訪れた派手なクライマックス等々はもう一歩。

それでも今の医療制度について考えさせられる内容となっている。

 

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