流燈記
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まこと@古希ジョッパークライマー
2024年01月24日 06:07 visibility157
”流燈記” 三浦哲郎著 筑摩書房
筆者の死後に製本化された作品。
主人公・耕三が中学生であったときは戦時中で、
近所に住む満里亜という女学生との交流を描いてある。
第1章で耕三は50代で、偶々見つけた廃墟同然の防空壕から
終戦直前の頃の回想が始まる。
第2章以降は戦争中の思い出話となっていて、
満里亜との仲は次第に深まっていくのだが、
女性が自分の部屋を訪ねて来るというのは、
少々羨ましさを感じる。
戦時中なので大っぴらな交際はできず、
コソコソ会わねばならない状況。
満里亜が女子挺身隊に志願をし
最終的にどうなったのかは書かれていない。
未完とも言われている作品のようだ。
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